Sep.2022 Do you remember?

序文

アース・ウインド&ファイアーのセプテンバーは、9月の出来事を12月に歌ってる歌だって知ってた?わたしは宇宙のファンタジーという曲が好き。洋楽の日本語タイトルってちょっといいよね。

映画

  1. ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
  2. わが町
  3. 洲崎パラダイス 赤信号
  4. フォーエバー・モーツァルト
  5. 獅子座
  6. 沈黙のパレード

川島雄三特集の早稲田松竹へ。『わが町』最近みたどの映画よりも、え、映画だ~となった。免許返納の話なので(違うけど)、『ドライブ・マイ・カー』を連想しちゃった。ハンドルを握ることが人間(男性)としてのアイデンティティなわけですよね。日本、今後老人が増えていくわけだけど、免許を取り上げて、じゃあ彼らの尊厳は放っておいていいものなのかな、っていう。いいだろう、って言うのは簡単だけど、でもあなたもわたしも老人になるんですよね、生きていれば。

9月の頭に弘前へ旅行した際に、たまたま立ち寄ったまわりみち文庫という本屋さんでスーザン・ソンタグ『反解釈』を古本で、鷲田清一『ちぐはぐな身体』を新品で買った。古本と新品がどちらもまぜこぜに売っているお店なのだ。小さいのだけど店主の方の意識と思考がぎゅっと詰まったような大変すてきなお店だった。なにせ伊丹十三和田誠、そして菊地成孔まで置いてあるの!そういえば青森へ向かう新幹線のなかで(もちろん)太宰治津軽』を再読して(思いがけず)ボロボロ泣くなどしていたのだけど、本屋さんのことも含めて旅の話はまたちゃんと書こうかな。
先月ぐらいに買った高野秀行『語学の天才まで1億光年』読んだ、面白かった。勉強や仕事の記録エッセイがまとまってみると青春記になっていた、という点で読後感は和田誠『銀座界隈ドキドキの日々』に似ている。『銀座界隈……』は銀座から都電が無くなるのと時を同じくして和田さんが会社を辞めて銀座から去る、というところで終わるんだけど、『語学の天才……』は高野さんがアヘン中毒になって滞在先から帰国するところで終わるっていう。前回『折りたたみ北京』買ったって書いたけど『紙の動物園』の間違いだった。てきとう……。Touch Designerの参考書買った。

その他

知らない人と社交しなくていいクラブって最高。客が全員ひとりで踊りにきているイベントがもっとあればいいのに。

まとめ

精神状態があんまりよくないとき(よくあるよね)にハマって、けっこう救われた『メンタリスト』っていう海外ドラマがあって、最後の最後、結婚式のダンスシーンがあってセプテンバーが使われるの。みなさんの9月があの曲みたく軽やかで美しかったことを祈ります。それからわたしたちの10月が愉快でありますように。