Sep.2020 男の子の名前はみんなパトリックっていうの

序文

ここ2週間ぐらい気分が沈むことが多いような気がするんだけど、秋の入り口って毎年こうだよ。

 

映画

っていうか家で映画みるの苦手。とくにサブスクリプション。というわけで、新文芸坐エリック・ロメール特集で2本、早稲田松竹で戦争映画2本、はじめて行った池袋のグランドシネマサンシャインの馬鹿が設計したみたいにビッグなスクリーンで言わずと知れたクリストファー・ノーランの新作1本。って感じね。

ロメールに限らずフランス映画って基本的に退屈だなって思って鑑賞してるんだけど、ロメールは特に、邦題が軒並み美しい。(前にも書いたけど、ホン・サンスの映画も邦題がとにかくうっとりするほど美しい。)そうなるとみずにはいられないのね。ちなみにブログタイトルにした映画は脚本ロメールゴダールが監督した映画らしくてみたことないんだけど、やっぱり邦題が最高じゃない?男の子の名前はみんなパトリックっていうの。男の子の名前は……

テネットに関して敢えてなにか言うべきことがあるとすれば、あのストーリーの理解に物理の知識が必要だって思ったとしたら、映画をみるセンスか物理学のセンスのどちらかが無いってこと。SF全般に言えそうなことだけどね。ちなみに半分もストーリーを理解できなかったうえに物理学科で落第生をやっていたこともあるから、わたしの言ってることはぜんぜん信じなくていい。

 

「30歳になってお互い相手がいなかったら結婚しようねー」なんて言いあってる友人がいて、これってかなりよくある話だけど、ただ、同い年じゃないのでそもそも条件が破綻してることに気が付きつつある。

そのひととは誕生日が2週間ぐらいしか離れていなくて毎夏一緒に食事(相手が予約してくれるので食後のケーキにはわたしの名前しか書かれていないのがちょっとウケる)をしてちょっとしたプレゼントを交換しあっている。今年は本をくれというリクエストだったので、自宅の本棚からちょこっと未読だったのを急いで読んだテッド・チャン『息吹』と卒論の際研究室の予算で買ってもらったんだけど使わなかった松田雄馬著『人工知能の哲学』っていう本を未読のまま差し上げた。

節約じゃないかってじぶんでも思うんだけど、谷崎の『痴人の愛』を買ってあげるより良いでしょう。相手からはプレゼントとして敬愛する種田陽平さんが内装を施したバーに連れてってもらいました。(念願!)

 

音楽

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フレンチ・エレクトロを聴くうちにさかのぼってダフトパンクにたどりついちゃうのは必然っぽい。9月はずーっとこれ聴いてた、良すぎる。"Digital Love"パフュームっぽい!とか思いつつ漁ってる。

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電車のるときはこれ。マスクの息苦しさに対抗する清涼感。

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あとこれ。Rinbjöのカバーが大変大変よくてあわせてたくさん聴いた。Rinbjöの「dIS de rEAm」も好きで好きで飽きるほど聴いた。サブスクにあるから聴いてね。ぜったい誰にも通じないけど、「さよなら feat. OMSB」聴くと野田秀樹『エッグ』で深津絵里が歌った「別れ 2012」を思い出す。これもね、作詞野田秀樹、作曲椎名林檎っていうちょっと怖いくらいいい曲だから聴いて。(「望遠鏡の外の景色」とか「重金属製の女」とかもこの舞台のために作られたというわけ。)

 

その他

小学校の頃の友人から転職決まったよーっていう連絡が来たついでに予定を立てて、銀座でランチに穴子丼を食べた。鰻よりあっさりしていて好きだったな。あとこのまえ、はじめて憧れの神田の近江屋洋菓子店に行って駆け込みで「もも」をいただいた。丸ごと一粒のなかにカスタードがはいっているの。普通のケーキも買ってみたい。あとね、スターバックスのきのこ&モッツァレラ石窯フィローネ、というパンがワッと声をあげたくなるほど美味しいから、ほんと食べてほしい。

 

まとめ

冒頭から元気ないって言ってたわりにたのしそうだ。生まれた星とキャパがちいさいせいなんだけど、わたしってつねに課題のしめきり前にいて、それがいつも不調な原因かもしれない。デフォルトだからいいの。10月はロイヤルホストのパフェ食べたいです。