Feb. 2020　男の子にでさえもしてたでしょ？

序文
２月。閏年だからいつもよりも１日だけお得。とは言っても今月はそんなに映画みたり本読んだりしてないよ。

映画

阿弖流為、よかったなぁ。歌舞伎役者の身のこなしって美しくてほんとうに好き。キャッツもよかった。映画館はやはり楽しい。早稲田松竹のディリリとパリの時間旅行とロングウェイ・ノースの２本立てに行きたかったけど、例の流行病の影響で中止になってしまって悲しい。世の中はなんだか大変なことになっているみたい。

近所のGEOで借りてきた七年目の浮気、特典映像として当時のハリウッドにおけるヘイズ・コードとの戦いの様子がドキュメンタリーとして収録されていて、とても興味深かった。調べてないけど、おそらく三谷幸喜の笑の大学ってこのビリー・ワイルダーの苦闘からインスパイアされてるんじゃないかな。

本

沢木耕太郎『深夜特急2』と小田実『何でも見てやろう』を同時に読み進めている。『深夜特急』シリーズはちまちま読もうと思って、出かけるときに持ち歩いたり持ち歩かなかったりしてる。森茉莉の『貧乏サヴァラン』を積読中。雑誌アプリで読んだCasa BRUTUSのバンクシー特集、小池百合子がインタビューを受けていてかなり笑えた。お前はバンクシーのなんなんだ。（ファンらしい）

美術館

永遠のソール・ライター Bunkamura
ハマスホイとデンマーク絵画東京都美術館

どちらも良かった。ソール・ライターは"スニペット"という手でちぎった写真のプリントを持ち歩いていたらしく、なんとも心に迫ったので真似したい。ハマスホイ展はハマスホイ以外のひとたちの作品も軒並みよくて、なかでもJulius Paulsenというひとの作品に一目惚れ、うっとりした。

その他

ROYCE' 生チョコレート
SPANK HAPPY インターナショナル・クライン・ブルー
水泳

Amazonで第二期SPANK HAPPYのCDを発見して思わず買ってしまった。"瞳ちゃん"のことは菊地成孔『スペインの宇宙食』における記述と歌声でしか知らないけど、なんとも可愛くて魅力的。

このまえ最終スパンクハッピーのインスタライブで、どの曲が好き？という話題に「ヌードモデル」とコメントしたら、BOSSに俺も！と拾ってもらえて。曰く「大人な感じする。だって切ないでしょ、"男の子にでさえもしてた"んだよ？」とのこと。エッチだ。ODがきょとんとしてた。苦しくされたい、とか意地悪されたい、とかの感情の解放が存在したとして、それもカタルシスって呼ぶのかな？

区民プールで30分泳いだら肩こりから解放されて感動した。

まとめ
行きたいところには行かなきゃだめだし会いたいひとには会わなきゃだめね。わたしは志が高くないほうだけどちかごろやっと短期（で叶えようとしている）目標がきまって、ハリウッド映画のエンドロールにのりたいなって。来年のいまごろは日本じゃないアジアのどこかの国に住んでるかも。一年中あたたかい国に数年暮らせたらよさそうだよね。