May. 2020 赤坂プリンスホテル

序文

友人にはさらけだせないような欲に直面して揺らぎたい。道徳の教科書を破って町へ出たい。人には人の乳酸菌。ナードにはナードのパーティーだよ。

 

映画

マイノリティ・リポート、典型的なザ・SFで良かったな。闇医者と発明家がでてこないとね。タイトルのつけ方も秀逸でよい。そして美術がまた良かったわけだけどアレックス・マクドウェルさんという人が担当していて、そういえば今年のはじめに読んだ『映画美術から学ぶ「世界」のつくり方 プロダクションデザインという仕事』でインタビューされていた。『ファイトクラブ』や『チャーリーとチョコレート工場』なども担当していたひとだ、映画美術しばりで映画をみるのってきっと楽しい気がしているのでそのうちやる。

今月はどんどん映画みるぞ、と思っていたんだけど、微妙な邦画に手をつけてあんまりな出来なので途中で心を折られるなどしていたらあんまりみれなかったね。でもいいの。娯楽だもん。(嘘、将来のためを思ったらもっとみたほうがいいの……)

ワイスピが意外と(失礼だけどさ)面白くって、マイノリティ・リポートもそうだけど、やっぱり有名な作品ってそれだけの理由があるのだな。ハリーポッターなんて超~面白いんだろうな。当たり前だけどね。

 

ロバート・キャパの『ちょっとピンぼけ (文春文庫)』を読み終えた。戦争写真家なので恋愛も命がけで、終盤にかけてはさながら恋愛小説だった。学部生時代、写真の授業のTAでキャパが好きな建築学科の大学院生とふと食事をすることになったのだけど、結局予定は流れてしまって、彼とはそれきり。あのとき食事してたらどうなってたんだろう、なんてキャパの写真を美術館でみかけるにつけ思い出す。別にかっこいい感じのひとじゃなかったのだけど、思い出すきっかけになるのがキャパってずるくない?

読みかけなのはテッド・チャン息吹』と柴田元幸責任編集のMONKEY vol.20 探偵の一ダース積読ホメオスタシスとかなんとか言ってたけど、どう考えても未読の本は増えている。でもまあ、ないよりいいよね。

 

音楽

 新コーナーだ!今月よく聴いていた音楽を載せようとわざわざSpotifyのアカウントを作った、えらい。さいきんのお気に入りは東郷清丸さんです。可愛い。

そしてプレイリストには載せていないけれど山口百恵さんの楽曲がサブスク開始、ということでざざっと聴いてみたのだけど、名作詞家たちが競うように歌詞を書いていて、それぞれ個性があるのが面白かった。千家和也、良い……。

 

その他

三谷幸喜のファンなのに系列外のコメディやお笑いには疎くモンティ・パイソンもだいぶ新鮮に楽しめる。まだ全然見切っていないけど。ワードだけはよくきく”スペイン宗教裁判”とかみるの楽しみ。コントって尺が短いからオチがみえやすいのが苦手なんだけど、zoomコントなんて尚更だろうに面白かった。ふふふ、と笑える感じだよね。せっかくお笑いなら千鳥のタクシー運転手の「よだれだこです」みたいな(?)泣けるほどインパクトがあるのが見たいな、ともちょっと思う。

 

まとめ

親切心で本のタイトルからAmazonのリンクに飛べるようにしてみたよ。来月も踊るように東京をやり過ごしたい。