愛についてほんの少々

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愛について語れることなんてほとんどない。ただ、流れるみたいな日々で(2021年の1月がもう終わろうとしている)たまたま居合わせたひとに「これ、レンズの歪みのせいですごく目が小さくみえるから普段使ってないんだ」とトムフォードの眼鏡を実際にかけて見せてもらうような出来事が起こるとなんとなく書き残しておくべきという気になる。フェチとまでは言わないが基本的に眼鏡は無いよりかけてるほうが良く、例えばジュード・ロウが『ホリデイ』や『クローサー』で(もちろん、それぞれ異なったタイプの)眼鏡をかけたり外したりしているのはありがたい。

映画を記録するアプリを教えたら『インディ・ジョーンズ』シリーズを真っ先に登録したあと、ラース・フォン・トリアーの好きな作品を教えてくれた。高校時代に「書かれていることが全てよくわかる」と『人間失格』を通学鞄から取りだしたバレー部のクラスメートのことを思い出す。みんなひとに教えてあげるための「好きな映画や本」とひとに言わなくても好きな映画や本があるでしょ。『聖なる鹿殺し』、そして『ファントム・スレッド』をすすめておいた。