Feb. 2022 スターダスト

はじめに

このまえ美容院で髪染めてもらったんだけど、「スターダストっていう名前のカラー剤なんだよ」って教えてくれてオシャレだった。

 

映画

  1. フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
  2. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
  3. きみの名前で僕を呼んで
  4. ドクター・ストレンジ
  5. エスト・サイド・ストーリー
  6. 白いトリュフの宿る森
  7. ドライブ・マイ・カー

 

『きみの名前で僕を呼んで』、原作を買ってちょっと読んだ。けっこうそのまんま。

 

その他

  1. 楳図かずお展@森美術館
  2. ホテルニューグランドに泊まった

楳図かずおは『赤んぼ少女』しか読んだことないんだけどそれだけは繰り返し読んでてファン。吉祥寺ですれ違ったことあるよ。ニューグランドは可愛いホテルだった。こんど山の上ホテル泊まるし、泊まってみたいホテルはもう無さそう。いよいよ日本に思い残すことなくなってきた。

 

まとめ

途中まで書いて放置してたら2月の記憶が無い……。

Jan. 2022 Journey's end

序文

なんかすごく眠いし疲れている。日照時間が伸びてきたからかマシになりつつあるけど。

 

映画

  1. スパイダーマン ホームカミング
  2. フラワーズ・オブ・シャンハイ
  3. 憂鬱な楽園
  4. ハウス・オブ・グッチ

スパイダーマンの新作を映画館でみたいけど、マーベルをみすすめないと見れない仕組みに阻まれている。

早稲田松竹でみた侯孝賢特集の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』、不穏な恋愛の嫌な空気が満載で良かったな。単に想いが報われないよりも、お互い想いあってるのに破滅していく様をみるほうが好き!こんなことを言っているのでわたくしってだめなんでしょうね。

『ハウス・オブ・グッチ』も面白かった!やっぱり人間よりも人間関係が描かれている映画が好きなのかな。アダム・ドライバー、「好きかも……いや……」と思い続けて早数年。(認めなよ!あなたもわたしも……)

 

『同志少女よ、敵を撃て』が平積みされていてつい買った。ハヤカワからでてるからSFかと思ったらSFじゃなかった。でも読みます。

 

その他

  1. クリスチャン・マークレー トランスレーティング @東京都現代美術館
  2. ユージーン・スタジオ 新しい海 @東京都現代美術館
  3. 奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム
  4. 楳図かずおの漫画読んだ

美術展3つ。ユージーン・スタジオ、真っ白いキャンバスがいきなり飾ってあって、「お金払って白い絵見るのはじめて……」と(皮肉でなく)現代アート鑑賞者の入門をくぐれたような気持ちになった。最近海見にいってないし(行きたい)あの海みれたのも良かった。マークレーはなんといってもあの映画の切り抜きのやつ!あれ不思議とずっとみてられて面白かった。マークレーがレコード食べてるポスターカードを買った。というわけで素朴に楽しかった。

楳図かずおの無料公開されてるやつ読んだ。楳図かずお展行くつもりなのでこの話はまた今度……。

 

まとめ

タイトルはこのまえ飲んで美味しかったワイン。写真は可愛かったワイン。眠いから寝ます、おやすみ。

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Dec. 2021 さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ

序文

友人とご飯を食べに行ったら、「さいきんブログ更新してないでしょう」と指摘され「飽きちゃったし……」とか言ったんだけど、年末暇なので書きま〜す

 

映画

  1. マイティ・ソー ダーク・ワールド
  2. 竜とそばかすの姫
  3. クルエラ
  4. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
  5. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
  6. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
  7. アントマン
  8. DUNE/デューン 砂の惑星
  9. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
  10. ベルリン・天使の詩
  11. 海辺のポーリーヌ
  12. ビル・マーレイ・クリスマス
  13. NTL『ジェーン・エア
  14. ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
  15. ラストナイト・イン・ソーホー
  16. パリのランデブー
  17. RENT/レント
  18. NTL『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
  19. マトリックス
  20. マトリックス リローデッド
  21. マトリックス レザレクジョンズ

9月以降みたやつ。アマゾンのFireHDっていう安いタブレットがあってそれに映画とか小説とかダウンロードして持ち運んでいてまあまあ良いです。映画館でみたものでなんといっても良かったのは『DUNE』ですな。マトリックス、前3作品の予習が間に合わなくてまだレボリューションズだけみれてないっていう。若キアヌかわいいね。

 

伊藤計劃虐殺器官』読み終わった。他なにか読んだかな……。ブコウスキーの『パルプ』を読み終わった話はした?ヤマシタトモコ『違国日記』は珍しく読んだ漫画だった。プレゼントで貰った『谷崎マンガ 変態アンソロジー』も面白かったけど、私一体何だと思われているの?(きっと変態だと思われているのね)(一緒にもらったのは筒井康隆『あるいは酒でいっぱいの海』。未読ですが)

エミリー・ブロンテ嵐が丘』と、伊藤計劃『ハーモニー』を読んでいるところ。カポーティ『夜の樹』、円城塔『バナナ剥きには最適な日々』、ノエル・カワード『スイートルーム組曲』などを積んでます。

あ、あとはポール・トーマス・アンダーソン本買った!

 

その他

上3つは菊地成孔関連。推し……ってコト?!ピットイン、菊地成孔さんのサックスの演奏も、山下洋輔さんのピアノの演奏も生で聴くのが初めてで……。というか、ジャズの演奏を生で聴くのが初めてで、皮膚が粟立って、そのまま溶けて死んじゃいたいぐらいに気持ちよかった。アンコールが『Ev'ry Time We Say Goodbye』という曲で、「Everytime we say goodbye, I die a little.」という歌詞なのだけど、これはレイモンド・チャンドラー『長いお別れ』に出てくる「To say Good bye is to die a little.」って文章が元になってるとか。

 

まとめ

来年の目標?プラダの靴を買い、シャンパンを飲み、ジャズを聴き、死なないこと!(プラダはさすがに無理かも!)

起きてから考える

7月分の日記が無い代わりに徒然。『フェイクスピア』に行ったぐらいであとはずっと作品作りをしていて、ひと段落した途端に発熱、PCR検査、陰性でまあ疲れてたし熱中症にでもなったんでしょう。世がひどい有様なせいで精神的にも疲れ切っていたし、いる。自分も含めてだけど、みんな疲れて追い詰められていて幼児退行してる気がするよね。些細なことに過剰に反応するひとを身近にもみた。わたしも〜ってひとはボー・バーナムの『明けても暮れても巣ごもり』をみてみてね。

 

『フェイクスピア』、終演したのでネタバレですが、実は御巣鷹山の飛行機事故がモチーフになっていることが終盤明らかになる。劇中8月12日(明日ですね)という日付がでてきて、私の誕生日なのでアレ、と引っかかっていたのだけどそういうことだった。実際の事件や事故を演劇や映画にする(『タイタニック』とかね)って、一体どういうことなんだろう?と思いはするんだけど、考える手がかりがない。面白いほど冒涜のような気もしてしまう一方で、面白いほどみる人の胸に迫る気がする。高橋一生さんはもちろん前田敦子さんが素敵だった。『旅のおわり世界のはじまり』をみておいてよかったな。

 

そういえば『旅のおわり世界のはじまり』で前田敦子さんが遊具でぐるぐるされるシーンあるじゃん、あれみて昔早稲田の夏期授業で諏訪敦彦監督が「檻の中のチャップリンとライオンは同じカットに収まってないといけない」って言ってたの思い出した。遊具のシーンはまさにそれだなと思ったし、その点演劇はデフォルトでスリリングですごいよなと思う。台詞を忘れたり、舞台上で走り回って肉離れしたりして崩壊するする危険性をずっと孕んでいるから。スパイダーマン(みてない。みたい)が落下するかも、みたいなハラハラとはどうしても一線を画すのだ。CG作りも難儀ですな。

 

ところで楽天TVで宝塚の舞台が配信されていて、念願の天海祐希さん主演『ME AND MY GIRL』をみた。ふだん芸能人も含め人間の外見には無頓着なつもりですが、つい天海祐希さん、脚長い、鼻高い、色白い……ってなった。しかも歌って踊る。もう、元祖少女漫画からそのままでてきたような。外見への頓着といえばm-floのLISAさんはライブでみて美しすぎてビビったことがあります。

 

タイトルの起きてから考える、というのは寝て起きるというのもそうだし、心配しすぎず実際なにか起きてから、というのもそう。みんなご自愛くださいね。涼しくなったらお茶でもしましょう。で、ついでに誕生日プレゼントをくれたら良いと思う。

June 2021 癇癪と色気

序文

悪いことをふっと考えてしまうひとは本当の考えをいつでも他人に明かせるわけじゃなくなって、黙っているとそれがミステリアスだとか色気だとか形容される何かになるのかもしれない。

 

映画

  1. ジェントルメン
  2. 藍色夏恋
  3. ボー・バーナムの明けても暮れても巣ごもり
  4. 旅のおわり世界のはじまり

藍色夏恋』のあの光の色!緑の色!台湾って今でもああいう雰囲気の場所あるのかな、行ってみたい。専ら洋画が好きで生きてきたけど、近ごろアジア(って言っても日本と韓国と中国でもかなり差があるから一括りにできないけど)の映画も良いなと最近思う。欧米の人々とは異なった観点で観れるだろうことも含めて。旅行したことのあるアジアの国ってタイだけなのだけど、タイの監督といったらアピチャッポン。早稲田松竹で爆睡したけどあんなに気持ちの良い映画体験も無かった。(ふざけているわけでなく。)

『旅のおわり世界のはじまり』主人公が起きて外へ飛び出すところからはじまるなんてこれはジブリ映画の文法じゃないですか。で、怪魚でしょ。たまらないなと思った。大きな窓、風に煽られたカーテン。やっぱりこれは葉子が世界といかに対峙するか?を描いた映画なんじゃないかと解釈した。

ボー・バーナム、スタンダップ・コメディアン(この世で最もかっこいい肩書きのひとつでは)でありYouTuberらしいんだけど、『エイス・グレード』で映画監督デビューしている。そんなわけで『明けても暮れても巣ごもり』はかなり今っぽい作品だなと思った。Netflixで見れます。

 

ひどい話なんだけど、三体、2冊目を読み終わって3冊目にとりかかろうとして、3冊目を先に読んでしまっていたことに気づいた。話が通じなくないんだもん……もう終わりなのかもしれない。

中山可穂『白い薔薇の淵まで』『サグラダ・ファミリア』の2冊を人に貸されて読んだ。もう山野辺塁とクーチが心に住み着いてしまって……。昔戯れに掌編小説のようなものをブログに書き溜めていたことがあって、それを読んだうえで「君は中山可穂さんに少し似てるかも」と貸してくれたということもあり、妙に親近感を抱きながら読んだ。中央線沿いの高校に通っていたし……。

似てると言えば、『クイーンズ・ギャンビット』みてると君にみえてくる、と連絡をくれたひともおり、あとは面識のない小説の読者の方に『違国日記』の槙生のようなひとなのかなと思う。と言われたこともある。(言われて1巻目だけ読んだ。)似てるかどうかは置いておいて、自分なりの闘いのようなものをみていてくれているひとがいるんだなと思うと救われるよね。だって我に帰るとぜんぶ無意味では?!ってなる瞬間もあるから。私はせいぜい就活を頑張ってる(?)ぐらいだけどさあ。

 

その他

インターン先の会社、ていうか大学時代のサークルの先輩なのだけど、オフィスから夜中にインスタライブをするのがブームらしくなぜか毎晩のようにきいている。感動したのが好きな数字は?という話題で、1024について「指導教官の大学教授のような、身近だけど偉大で尊敬する存在。」と。みんな素数好きだけど偶数もいいよね、という流れからの"教授"ですよ。このセンス。

 

まとめ

お気づきでしょうか。ライゾマとマーク・マンダースの展示見逃しました。悲しいことに周りの人全員みにいってる!お金なさすぎて、ロメール特集もいけなそう。でもフェイクスピアはチケットとったから行くよ。

ていうか七夕ですね。桑田佳祐の『ベガ』を久々にきいてます。では。

May 2021 記憶喪失学

序文

まじでこの1ヶ月の記憶がない。

 

映画

  1. ニンフォマニアック Vol.1
  2. ニンフォマニアック Vol.2
  3. ビッグ・リボウスキ
  4. ドレミファ娘の血は騒ぐ
  5. 神田川淫乱戦争

R18映画に親しんだ月。ドレミファ娘に出てくる"伊丹十三演じる変態心理学教授"、私が妄想した夢小説か?みたいな設定ですよね、好きだ。蓮實重彦がモデルらしく、蓮實に心酔しながらも認められず、黒沢清とも揉めることになる伊丹十三。って話も知った。

 

和山やま『夢中さ、きみに。』が家にあったので読んでみた。

 

その他

フジテレビ火9の『大豆田とわ子と3人の元夫』、圧倒的オダギリジョー派です。よろしくお願いします。連続ドラマを毎週みるのひさびさで楽しい。

 

まとめ

東京の梅雨は東南アジアだ、と思い切って真夏のひらひらのワンピースで過ごすと快適。専門スクール時代の友人とCGでショートフィルム作る計画してる。さいきん黙々と作業するタイプの作業通話仲間がいてありがたい。(募集中だよ。)記憶戻ってきた!6月は早起きする。現美(ライゾマ、マーク・マンダース)とフェイクスピアとクルエラとアメリカン・ユートピアとジェントルメンみたい!ロイヤルホスト行きたい。お金ない!

Apr. 2021 成長しないって約束じゃん

序文

愛の才能ないの……。ていうか3月書くの忘れてたから合わせて書くね。飽きかけているな。

 

映画

  1. 鵞鳥湖の夜
  2. 薄氷の殺人
  3. エヴァンゲリヲン新劇場版:序
  4. エヴァンゲリヲン新劇場版:破
  5. よく知りもしないくせに
  6. フロリダ・プロジェクト

4月末に課題の提出があって、ほとんど作業のお供に、という感じ。Qをみろよ!という話だ。流し見だから作業切り上がると途中でやめちゃったりするんだよね。いつかみます。ラブ&ポップも途中までみたんだけど。そのうち続きみます。

 

SFマガジン』2021年6月号、異常論文特集読んでる。お風呂で毎日1〜2編ずつ読んでる、めっちゃ面白い!『三体』も超スローペースで読み進めてるから思うことだけど、日本語で書かれた小説って最高だな〜と改めて。異常論文という名の通りストーリーらしいストーリーがあるわけじゃないから、言ってしまえば嘘が書き連ねてあるわけで、そのおかげで日本語の美しさそのものが際立っている気がする。最近SF以外読んでないな。読み終わったら1個ずつ感想書きたいな。

 

その他

  1. ゴジラS.P
  2. ビッグバンセオリー久々に見た

円城塔が脚本ときいてふだんみないアニメをみているのだけど、本当に円城塔作品の映像化という感じで面白い。CGワールドというCGの専門誌で今度特集されるらしくて、買っちゃおうかなあ。

ビッグバンセオリーはたまに思い出した時にみてるのだけどついにシーズン8に。相変わらずシェルドンにシンパシーを感じている。ジム・パーソンズNetflixのドラマ『ハリウッド』に出演してるってみて気になっている。

 

まとめ

今月は通っていたスクールの卒業を機に好きな映画とか音楽の話とかできる人と出会う機会がまあ1〜2年ぶりに訪れて嬉しかったな。勧められた映画とかみよ。covidますます怖いしゴールデンウィークは人に会わず引きこもる。てか関係ないけど『三体』の実写化ってどうなったんだろう。